2024.1.20(土)「上園田慶蔵氏を偲ぶ会」を行いました。
生前のビデオや告別式の様子を見て,たくさんの想い出をみんなで振り返り故人を偲びました。
2018.12.09(日)早朝、重由美子さんが永眠されました。
ご冥福をお祈りします。
通夜12/13・告別式12/14 ㈱唐津公善社パインフィールド・ホールにて行われました。
馬場会長が2017年10月15日【重由美子を囲む会】でプレゼンされ、通夜・告別式の会場でも掲示されたスライドをここに掲載し、重由美子さんを偲びたいと思います。
弔辞
重由美子君のご霊前に、謹んでお別れの言葉を申し上げます。
この度の重君の訃報に接し、あまりにも若いその旅立ちに、深い悲しみを覚えるとともに、ヨット界にとって偉大な選手・指導者を失った喪失感に、ただただ茫然とするばかりです。
思い起こせば、1996年、アトランタオリンピックで、日本ヨット界初となる銀メダルを獲得し、表彰式で見せてくれた満面の笑みを、まるで昨日の事のように思い出し、今も忘れることができません。
バルセロナ・アトランタ・シドニーと、3大会連続となるオリンピック入賞、そして日本ヨット界悲願のメダル獲得は、まれにみる天才的なセーリングセンスに加え、150cmの小柄な体に秘められた不屈の精神と、血のにじむような普段の努力によってもたらされたものであることは、私たちが一番よく知っています。
青春のすべてをヨットにかけ、努力に努力を重ねた結果として銀メダルを獲得した重君は、日本が誇る世界一のセーラーであり、我々の誇りです。燦然と輝くその功績は、歴史に深く刻まれ、いつまでも語り継がれることと確信しています。
数年前、病魔に襲われ体調を崩したと、重君から電話で相談を受けた時、直ぐに親友の名医を紹介し、最善の治療を施してもらいました。治療を受けながらも、常に明るく前向きに振る舞う重君は、愚痴をこぼすこともなく、次代を担う若手選手の育成に心血を注いで来られました。この数年間は、心身ともに本当に苦しい闘病生活だったと思いますが、きっといつか病を克服し、また元気にセーリングを楽しむことを夢みて頑張ってこられたことと思います。
そんな、重君の姿を見るにつけ、何とか元気づけたいと思いたち、昨年10月には玄海セーリングJr.クラブのOBに声掛け、重君を囲む会を開かせてもらいました。全国各地より、50名を超す多くの先輩・同僚・後輩たちが駆けつけてくれ、重君を囲みながら時の経つのも忘れて本当に楽しく思い出話に花を咲かせたものでした。皆に囲まれ楽しく談笑するその時の重君の姿を昨日の事のように思い出します。
私も重君のこれまでの足跡をたどる約30枚のスライドを用いて、ヨットを始めた頃からメダル獲得までの活躍の様々な場面を振り返り、重君の功績をたたえ、心からの感謝の気持ちを伝えさせていただきました。
今はもう、その重君の明るく優しい笑顔は目にすることは叶わなくなりましたが、瞼を閉じると、在りし日の重君のヨットに乗った姿がいつまでも私たちの脳裏に焼き付きこれからもずっと忘れることはないでしょう。これまで、日本ヨット界を牽引し、若いセーラーを指導してくれた重君の姿を思い出し、これからは重君の分まで、ヨット界の発展のために皆で協力し合って頑張っていくことをここに誓います。
これまでの重君の功績に敬意を表し、心から感謝の気持ちを捧げ、お別れの言葉といたします。
重 由美子君、これからは全てから解放され、どうか天空の大海原を誰にも気兼ねすることなく心行くまでセーリングを楽しんでください。
重君、これまで多くのかけがえのない思い出を本当に有難う。
平成30年12月13日
佐賀県ヨット連盟 会長 馬場秀夫
2017.10.15【重由美子を囲む会】を開催しました。
その時の思い出の写真を掲載しました